エコノミスト誌、2026年1月掲載
記事抜粋
「9月22日は秋分の日であり、少なくとも北半球では、昼よりも夜の方が長くなる、どんよりとした6ヶ月間の始まりを告げます。その結果、太陽に飢えた何百万人もの北欧の人々が、冬の太陽光線を求めてカリブ海や北アフリカのビーチへと逃れていくことでしょう。 彼らのかかりつけ医は、おそらく彼らが自宅に留まることを望んでいるはずです。紫外線(UV)は、皮膚を早期に老化させるだけでなく、DNAをも狂わせます。それが皮膚がんの原因となり、世界中でのその罹患率は着実に上昇しています。また、ビタミンDを生成するためにある程度の太陽光は必要ですが、この栄養素は食べ物やサプリメントからも摂取できます。そのため、ここ数十年の公衆衛生に関するアドバイスは、日陰を探す、肌を覆う、日焼け止めを使用することによって、太陽を避けることを重視する傾向にありました。 しかし、おそらくそのアドバイスは、少し行き過ぎていたのかもしれません。少なくとも高緯度の薄暗い国々の住民にとっては。増え続ける研究データは、ビタミンDがもたらすものだけに留まらない、太陽光による健康への恩恵を示唆しています。これには、心臓病、がん、自己免疫疾患に対する予防効果が含まれます。例えば、昨年発表された研究では、肌の色の白い36万人のイギリス人の医療データを調査し、イギリスの暗い北部よりも日当たりの良い南部に住んでいること、あるいは日焼けマシンを定期的に使用していることによって、UV放射線への露出が多いほど、皮膚がんのリスク増加を考慮したとしても、死亡リスクがそれぞれ12%および15%低くなることと相関関係があることが明らかになりました。 これは、その10年前に発表された別の大きな研究の結果とも一致しています。ストックホルムのカロリンスカ研究所の疫学者であるペレ・リンドクヴィスト氏が主導したこの研究では、3万人のスウェーデン人女性を20年間にわたって追跡調査しました。同様に、年齢、富、健康状態などの要因を補正した後でも、日光を求める行動が、あらゆる原因による死亡リスクの低下と関連していることがわかりました。日光を最も多く浴びていた人々は、最も浴びていなかった人々と比較して、死亡リスクが半分しかありませんでした。」
